2011年10月4日火曜日

北村武資展:京都国立近代美術館

研ぎ澄まされた織の美を観る。
人間国宝の織師・北村武資(きたむら・たけし)の作品を集めた「人間国宝 北村武資 『織』を極める」展(2011916日~1030日)が、京都・左京区岡崎公園内の京都国立近代美術館で開かれている。

*人間国宝
文化財保護法に基づき文部科学大臣が指定した重要無形文化財の保持者として認定された人物を指す通称。
 北村武資は1935年(昭和10年)京都生まれ。
1995年(平成7年)  重要無形文化財「羅(ら=薄絹)」の保持者に認定。
2000年(平成12年) 重要無形文化財「経錦(たてにしき)」の保持者に認定

 1972年に開催された「長沙馬王堆漢墓(ちょうさまおうたいかんぼ)写真速報展」で観た中国の古代織の「羅」の写真に感動し、その織に挑戦する。「羅」とは、古代中国の経糸が網目状に組織されるもどり織技法の織物のことで、「羅」は歴史の中に埋もれていた技法といわれていたが、北村が独自の技で蘇らせた。
 また「経錦」は、古代中国から伝わり奈良・飛鳥時代の織物に用いられた技法。三色の経糸を使って模様を織り出す。

×  ×  ×

「織」の知識がなく、パンフやネット検索などを参考に書きました。ただ、北村武資さんの作品は観る人に迫る品格があります。この源は、研鑚を積んだ人が紡ぐ技術なのではないかと、ど素人ながら納得しました。
2011929日観覧

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