鶴田浩二、フランク永井、三田明
国民栄誉賞受賞者で昭和歌謡を代表する作曲家・吉田正の13回忌法要が2010年6月10日、東京帝国ホテルで門下生の橋幸夫、吉永小百合ら350人が出席して行われた。
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橋幸夫と吉永小百合といえば黄金コンビだった。吉田正の作曲で、作詞は佐伯孝夫でデュエット曲もヒットした。一番のヒットは「いつでも夢を」だろう。
♪星よりひそかに 雨よりやさしく
あの娘はいつも 歌ってる
「若い東京の屋根の下」もある。
♪山手も下町も 下町も山手も
東京楽しや 楽しや東京
「そこは青い空だった」は全日空とのタイアップソングだった。
♪北の端から 南の端から
夢のジェット機 727
すべてがさわやかな明るい曲だった。高度成長期の日本であった。
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吉田正の門下生とヒット曲
・鶴田浩二:街のサンドイッチマン/赤と黒のブルース/好きだった/傷だらけの人生
・三浦洸一:東京の人
・フランク永井:有楽町で逢いましょう/夜霧の第二国道/東京午前三時/おまえに
・松尾和子:東京ナイトクラブ/誰よりも君を愛す/再会
・山田真二:哀愁の街に霧が降る
・橋幸夫:潮来笠/沓掛時次郎/江梨子/恋をするなら/恋のメキシカン・ロック/子連れ狼
・吉永小百合:寒い朝/伊豆の踊子
・和田弘とマヒナスターズ:泣かないで
・三田明:美しい十代
・久保浩:霧の中の少女
思わず鼻歌が出る名曲ぞろいだな。シベリア抑留時に作った「異国の丘」が話題となり、復員後に作曲家人生を歩んだ。都会派ムード歌謡、青春歌謡、リズム歌謡、股旅ものと多彩だった。吉田は1998年に亡くなった。もう13回忌か、時は過ぎゆく。
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