関ヶ原の戦いの甲冑
これで関ヶ原の戦いに出陣したのか。400余年の歳月を経てもなお威厳を漂わす甲冑に目を見張った。関ヶ原は慶長5年9月15日(西暦1600年10月21日)のことである。そのとき細川忠興が身に付けた甲冑が出展されていた。
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東京・上野の東京国立博物館で「細川家の至宝―珠玉の永青文庫コレクション」展(2010年4月20日~6月6日)を観る。
永青文庫は、細川家伝来の文化財を後世に伝える目的で、16代の細川護立(もりたつ)が1950年(昭和25年)に設立した。本展では、初代の幽斎(ゆうさい)の和歌資料、2代目の忠興(ただおき=三斎)所有の千利休ゆかりの茶道具、その妻ガラシャの遺愛品、晩年食客となった宮本武蔵の絵画、また護立が収集した美術品も展示されている。
構成
・第1部 武家の伝統―細川家の歴史と美術―
・第2部 美へのまなざし―護立コレクションを中心に―
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草球が目を惹いた展示物
・黒糸威二枚銅具足(忠興が関ヶ原の戦いで身に付けた甲冑)
・時雨螺鈿鞍(国宝)
・乞食大燈像(白隠慧鶴筆)
・黒き猫(菱田春草筆)
永青文庫理事長である元総理の細川護熙(もりひろ)が音声ガイドで、
・永青文庫について
・白隠と祖父護立
・白洲正子と祖父の想い出
を語っている。身近な人間しか知り得ない秘話が面白い。
2010年5月6日観覧
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