*ガキのころ1日の小遣いに母から十円玉1個もらった。昭和30年年代の初めの話だ。文字通りの『餓鬼』で買い喰らいが専らだった。川崎の下町の商店街に住んでいたので、店はたくさんあったが、10円で腹を満たすほどのシロモノはあまりない。菓子屋で甘納豆が食べたいが、ほんのひとつまみしか買えない。嵩(かさ)ががあり、コストパフォーマンスのいいのはカリントウだったなぁ。
十円玉とカリントウはガキのころの思い出に繋がる。
その十円玉に描かれている平等院鳳凰堂(京都府宇治市)を観た。古代中国で麒麟・亀・竜とともに四瑞として尊ばれた霊鳥・鳳凰が羽を広げたような姿から鳳凰堂とこの名がある。
・平等院鳳凰堂:1052年藤原頼通が父の道長の別荘を寺に改め、翌1053年の阿弥陀堂を建立した。定朝作の阿弥陀如来像を本尊とする。国宝。
左右対称(シンメトリーsymmetry)の建物に美しく上品な佇まいと、1000年の歴史の重みを感じました。
2018年8月30日観覧
美博の館
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