*「男はつらいよ」50作目が、誕生50周年を迎える来年2019年に新作映画として公開されることになった。同シリーズは1969年に第1作が公開され、国民的映画として親しまれ、全48作と特別篇が作られている。山田洋次監督で主演の寅さんはもちろん渥美清、共演は倍賞千恵子、前田吟、吉岡秀隆ら。
渥美さんが死んじゃってるからね、どんな映画になるでしょうか。愉しみだ。 × ×
渥美清主演の映画「男はつらいよ 望郷篇」1970年を観る。シリーズ第5作。
監督原作:山田洋次
脚本:山田洋次 宮崎晃
音楽:山本直純
撮影:高羽哲夫
配給:松竹
出演
・渥美清:車寅次郎(寅さん)
・倍賞千恵子:さくら
・長山藍子:三浦節子
・杉山とく子:三浦富子
・井川比佐志:木村剛
・津坂匡章(秋野太作):川又登
・森川信:車竜造(おいちゃん)
・三崎千恵子:車つね(おばちゃん)
・前田吟:諏訪博 / ・中村はやと:満男
・松山省二:石田澄雄
・太宰久雄:タコ社長
・笠智衆:御前様
・佐藤蛾次郎:源公
・木田三千雄:正吉親分
・谷村昌彦:子分
義理ある正吉親分の危篤の報に、寅さんは舎弟の登と北海道へ向かう。一人息子に会いたいという親分の頼みで、機関士の石田澄雄を探し当てるが、拒まれてしまう。親分の死。やくざの末路の寂しさに、寅さんは浮き草稼業から堅気になる決心をする。
かくして浦安の豆腐屋「三七十屋」で住み込みで働くことになったが、気立てのいい豆腐屋の娘・節子にぞっこん惚れてしまう……。
本作をもって「男はつらいよ」シリーズを終了するつもりで、有終の美を飾るため、映画の原点テレビドラマ(フジテレビ1968年~1969年 全26話)のキャストもこぞって出演した。TVでさくら役の長山藍子がマドンナを務めた。同おばちゃん役の杉山とく子が長山の母、さくらの恋人の医者(博士=ひろし)井川比佐志が長山の恋人役で登場している。ところが映画がヒットし続投がきまり、全48作まで撮る大シリーズとなった。
ちなみにドラマでは寅さんが一攫千金を企み奄美大島に渡りハブを捕獲するつもりが、逆に噛まれ命を落とす結末となっている。
倍賞千恵子と長山藍子、二人さくらの共演となった。どちらもライバル心があったのではないかと勘ぐっている。
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2018年9月10日観映 #332
映劇の芸
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