*菅原文太さんが亡くなったのは2014年11月28日(享年81歳)。文太の代表作「仁義なき戦い」1作・2作から3年余を経て続篇の第3作を観たが、おもしろい。実録映画の傑作であります。
・「仁義なき戦い」1973年 深作欣二監督 笠原和夫脚本 菅原文太 松方弘樹(坂井鉄也) 金子信雄 梅宮辰夫(若杉寛) 田中邦衛 渡瀬恒彦(今田泰麿) blog2014/12/06
・「仁義なき戦い 広島死闘篇」1973年 深作欣二監督 笠原和夫脚本 菅原文太 北大路欣也(山中正治) 千葉真一(大友勝利) 梶芽衣子(靖子=村岡の姪)blog2014/12/11
深作欣二監督×菅原文太主演の映画「仁義なき戦い 代理戦争」1973年を観る。5部作の第3部。
原作:飯干晃一(美能幸三の獄中手記を元にしたモデル小説)
脚本:笠原和夫
音楽:津島利章
配給:東映
出演
・菅原文太:広能昌三(広能組組長=山守組幹部)
・小林旭:武田明(村岡組幹部=のちに山守組若頭)
・渡瀬恒彦:倉元猛(広能組若衆)
・川谷拓三:西条勝治(広能組若衆)
・金子信雄:山守義雄(山守組組長)
・田中邦衛:槇原政治(山守組幹部)
・梅宮辰夫:岩井信一(明石組幹部)
・加藤武:打本昇(打本組組長=村岡舎弟分)
・成田三樹夫:松永弘(村岡組幹部)
・山城新伍:江田省一(村岡組幹部)
・遠藤辰雄:相原重雄(明石組舎弟頭)
・池玲子:富枝(西条の女)
・丹波哲郎:明石辰雄(明石組組長)
・名和宏:村岡常夫(村岡組組長)
・内田朝雄:大久保憲一(呉市の大物)
・室田日出男:早川英男(打本組幹部)
・中村英子:江奈(早川の妻)
・山本麟一:宮地輝男(明石組若頭)
・木村俊恵(山守の妻) 荒木雅子(倉元の母) 曽根晴美(上田組組長)
昭和35年(1960年)。広島市最大のヤクザ組織となった村岡組だが、組長の村岡常夫は病に伏せ、跡目の一番手とみられていた杉原が賭博のもつれから九州ヤクザに襲撃され殺された。村岡の舎弟分で次の跡目の打本は仇討ちをせず周囲の信頼を失う。
広島に野心を持つ呉の山守は、村岡組と親しい広能を呉の大物大久保を介して強引に傘下に戻した。一方、打本も村岡組の幹部江田と、広能と兄弟盃を交わし、広能を通じ日本最大の組織明石組の舎弟頭の相原と五分の兄弟盃を持った。
明石組の力を借りて村岡組を狙う打本の動きに、村岡の嫌うところとなり、跡目は山守に委ねられた。
村岡組の跡目をめぐって熾烈な抗争が勃発し、やがて、それが日本を代表する巨大な暴力団同士の、広島を舞台に代理戦争に発展していく……。
明石組のモデルは山口組ですよね。丹波哲郎の明石組長は田岡一男氏ということになりますが、さすがの貫禄です。台詞がないのに存在感が漂いました。
眉毛なしの梅宮辰夫も、サングラスの小林旭もその筋らしい。
梅宮と渡瀬恒彦は1作とは違う役で登場しています。
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2018年3月19日観映 #303
映劇の芸
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