*絵を観てると心穏やかになる。心地よい。脳に《α波》が出ている状態ではないかな。静かな野山や海辺をそぞろ歩くのと似ている気がする。思えば、現役のころギスギスとストレスだらけの生活だった。古希を迎え、こうした癒す、寛(くつろぐ)ぐα波タイムを意識して設けたい。
★「春の院展」
そごう美術館(横浜駅東口・そごう横浜店6階)
開催=2017年7月14日~7月23日
2017年7月20日観覧
美博の館 × ×
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1987年(昭和62年)7月17日に亡くなって早30年、国民的スター石原裕次郎主演の映画「銀座の恋の物語」1962年を観る。裕次郎と牧村旬子の同名デュエット曲のヒットを受けて映画化された歌謡メロドラマ。
監督:蔵原惟繕
脚本:山田信夫・熊井啓
配給:日活
出演
・石原裕次郎:伴次郎
・浅丘ルリ子:秋田久子
・江利チエミ:関口典子
・ジェリー藤尾:宮本修二
・牧村旬子(柳井樹里) 和泉雅子(キン子)
・清水将夫(春山) 深江章喜(沢村) 清川虹子(お松)
・高品格(武さん) 三崎千恵子(秀子) 星ナオミ(芸者)
・下條正巳(医者) 井上昭文(巡査) 金井克子
銀座の裏町で暮らす売れない絵描きの伴次郎は、針子の秋田久子と愛し合っていた。貧しいながらも明るく生きる二人の幸せは、ある日突然引き裂かれる。久子は交通事故に遭い、その場から消えてしまう。
やがて次郎は久子を探し出すが、久子は過去の記憶を失っていた。
映画公開が1962年だから東京五輪(1964年)以前。当時の風俗が懐かしい。銀座の裏町には舗装されていない道があり、貧乏画家の裕次郎とピアニストのジェリー藤尾がルームシェアするのは、木造の小汚いアパートだ。浅丘ルリ子がお針子さん。清川虹子は焼き芋の屋台のおばちゃんでした。冒頭のシーンで、芸者さんを乗せて人力車の車夫をしている裕次郎が街を突っ走っていた。変わらないのは和光の姿だったな。
♪心の底まで しびれるような
吐息が切ない 囁きだから
「銀恋」が流れる。大高ひさを作詞・鏑木創作曲。
裕次郎の甘い歌声はもちろん、江利チエミが「奴さん」「ノッポの彼氏とおチビの彼女」(高島忠夫作詞作曲)を披露しています。
拙ブログ「石原裕次郎」関連
・「狂った果実」1956年 中平康監督 石原裕次郎 北原三枝 津川雅彦 岡田真澄
・「嵐を呼ぶ男」1957年 井上梅次監督 石原裕次郎 北原三枝 芦川いづみ 青山恭二 金子信雄
・「鷲と鷹」1957年 井上梅次監督 石原裕次郎 三国蓮太郎 浅丘ルリ子 長門裕之 月丘夢路
・「幕末太陽傳」1957年 川島雄三監督 フランキー堺 南田洋子 左幸子 石原裕次郎 芦川いづみ
TV録画
2017年7月18日観映 #257
映劇の芸
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