2016年12月8日木曜日

内田吐夢×片岡千恵蔵「血槍富士」

*訃報=荒川博さん 86歳 巨人打撃コーチ 王さんの一本足打法生みの親 2016/12/04。ヤクルト監督時代、沼沢康一郎、広岡達朗、小森光生と早稲田カルテットと呼ばれた。沼沢さんや広岡さん、小森さんは取材したことはあるが、荒川さんは残念ながら機会がなかったなぁ。    ×    ×



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内田吐夢監督×片岡千恵蔵主演の映画「血槍富士」を観る。1955年 / 東映 /

出  演
・片岡千恵蔵:権八
・島田照夫(片岡栄二郎):酒匂小十郎
・加東大介:源太
・喜多川千鶴:おすみ
・田代百合子:おさん
・月形龍之介:藤三郎
・進藤英太郎:巡礼
・植木基晴:次郎
・加賀邦男:小間物問屋伝次
・小川虎之助:あんま
・渡辺篤 / 杉狂児 / 吉田義夫 /

中間の権八は、若様酒匂小十郎の槍持ちとして供の源太と東海道を江戸へ向かっていた。同じ道を歩むのは、旅芸人おすみと娘、身売りの決まった娘おたねと老爺、怪しげな藤三郎、巡礼、あんま、小間物問屋の伝次、浮浪児の次郎らだった。道中には大泥棒の「風の六右衛門」の御触書が回っていた。権八は気が気でなない。朗らかで気が優しい小十郎が酒乱癖があるからだ。源太も酒好きだ。なんとか無事に道中を終わらせたい……。

1954年に中国大陸から復員した内田吐夢の戦後初監督作品。
権八と旅の中で触れ合う人びとと交流、人情が描かれている。1955年は昭和30年。間もなく東映時代劇の全盛期を迎えるが、月形龍之介、進藤英太郎、吉田義夫、加賀邦男といった常連の役者が見えて嬉しくなる。次郎役の植木基晴と旅芸人の娘植木千恵は片岡千恵蔵の実子。ちなみに日本航空社長の植木義晴氏は千恵蔵の三男。

拙ブログ「内田吐夢」関連
「飢餓海峡」1965 内田吐夢監督 三國連太郎 左幸子 伴淳三郎 高倉健 2014/09/06

TV録画
2016年12月6日観映 #202
映劇の芸

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