2016年6月7日火曜日

黒澤明×三船敏郎「生きものの記録」

*近所の空き地に囲いができたってね? へぇ〜__
マリノスタウン跡地にアンパンマン・ミュージアム。
日産本社の対面に京浜急行電鉄本社。
再開発の槌音高し横浜みなとみらい。


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黒澤明監督の映画「生きものの記録」を観る。
脚本:橋本忍・小国英雄・黒澤明 / 音楽:早坂文雄(遺作)/ 1955年 /

出  演
・三船敏郎:中島喜一
・志村喬:原田
・千秋実:中島二郎(次男)
・青山京子:中島すえ(次女)
・三好栄子:中島とよ(妻)
・根岸明美:栗林朝子(妾)
・東野英治郎:ブラジルの老人
・千石規子 / 太刀川洋一 / 清水将夫 / 上田吉二郎 /
・藤原釜足 / 小川虎之助 / 中村伸郎 / 左卜全/

米ソ核軍備競争の激化そして1954年に起こった第五福竜丸事件。
町工場を営む財産家の中島喜一は突然、原水爆や放射能の恐怖に襲われ、比較的安全とみられる南米ブラジルへ家族親戚縁者を連れ移住を決意する。しかし、あまりに突拍子もない計画に家族は準禁治産者として裁判にかけた。

・じゅん‐きんちさん【準禁治産】:デジタル大辞泉
心神耗弱(しんしんこうじゃく)者および浪費者、すなわち意思能力が不十分なため、利害関係をもつ重要な法律行為をする場合に不利益を受けやすい者や、前後の見境なく財産を浪費したり借財をしたりする癖がある者に対して、保佐人の同意なしに財産上の行為をすることを禁じた制度。平成12年(2000)民法の改正とともに廃止され、成年後見制度へと移行した。→禁治産 →準禁治産者

昭和30年作品。興行的には不入りだったそうだ。反核映画という地味さもあったのだろうか。タイトルがドキュメンタリーみたいだよね。出来のいい映画だと思う。東日本大震災のよる福島原発事故やオババ米大統領の被爆地 広島訪問があった今、観ると感慨深い。

当時35歳の三船敏郎が70歳の老人役を演じた。若いお妾さんが根岸明美で、そのグータラ親父が上田吉二郎だ。ブラジルの老人の東野英治郎はガングロすぎるな。
三船の次女役 青山京子が新鮮に映る。小林旭の奥さんだよね。

三船敏郎出演の黒澤明作品は16作品をこれですべて観たことになる。
黒澤明×三船敏郎全16作品
「酔いどれ天使」1948  志村喬 木暮実千代
「静かなる決闘」1949  三條美紀 志村喬
「野良犬」1949  志村喬 淡路恵子
「醜聞スキャンダル」1950  山口淑子 志村喬
「羅生門」1950  京マチ子 森雅之 志村喬
「白痴」1951  原節子 森雅之 志村喬
「七人の侍」1954  志村喬 木村功 加東大介
・「生きものの記録」1955  志村喬 青山京子
「蜘蛛巣城」1957  山田五十鈴 志村喬
「どん底」1957  山田五十鈴 香川京子
「隠し砦の三悪人」1958  上原美佐 千秋実 志村喬
「悪い奴ほどよく眠る」1960 香川京子 森雅之 志村喬
「用心棒」1961  仲代達矢 司葉子 志村喬
・「椿三十郎」1962  仲代達矢 加山雄三 志村喬
・「天国と地獄」1963  仲代達矢 香川京子 志村喬
・「赤ひげ」1965  加山雄三 山崎努 香川京子 志村喬


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2016年6月6日観映 #177
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