*卒後45年 同窓会ホームカミングデーに懐かしい顔が集まった。
バリバリ働いている人、これから起業しようとする人、
大病を克服した人、介護を終え親をみとどけた人、
人生いろいろ、老後もいろいろですな。
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小津安二郎監督作品に「秋刀魚の味」1962(拙ブログ関連)
同窓会シーンがある。
笠智衆や中村伸郎が恩師《ひょうたん》を小料理屋に招く。
《ひょうたん》は東野英治郎だ。
漢文教師だったが、今はしがないラーメン屋だった。
「高校を出て40年。みなさん立派になられた。今日はこんな歓待されありがとうございます」
酔いつぶれた恩師を笠智衆が家まで送ると、
店には行き遅れた娘の杉村春子がいる。
ここ光景を目の当たりした笠智衆は娘を嫁がせることを決心する。
笠智衆の娘役は岩下志麻。
この映画、タイトルと違い秋刀魚は登場しないが、
鱧(はも)が小料理屋のお吸い物で出てくる。
しかし。恩師は食べたこともなかった。
「これが鱧ですか。魚へんに豊と書く」
男の人生の秋を感じさせる映画でした。
だが、しかし。
拙者は今が一番幸せかもしれない。
金はないが、平穏な日々。
娘とも良好な関係だし、孫もかわいい。
身の丈に合っているのだ。
《知足》っていうだろうね、こう言うの。
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