「横山大観展 良き師、良き友」を横浜・みなとみらいの横浜美術館で観る。開催=2013年10月5日〜11月24日。
近代日本画を代表する横山大観は、師である岡倉天心から薫陶を受け、大正期にともに歩んだ4人の友、今村紫紅(しこう)、小杉未醒(みせい)、小川芋銭(うせん)、冨田渓仙(けいせん)との交流から作風を築いた。本展では、約120点の作品で明治から昭和初期までの大観芸術に迫る。
✴横山大観(よこやま・たいかん)1868(明治元)年ー1958(昭和33)年
本展構成
第一章 良き師との出会い:大観と天心
第二章 良き友__紫紅、未醒、芋銭、渓仙
:大正期のさらなる挑戦
第三章 円熟期に至る
× × ×
ミュージアムショップに広島の名酒「醉心」があった。
大観の絵(コピー)がボトルに貼ってある。
醉心とのタイアップはなぜ?
どゆこと? (ちょっと流行言葉を使いたかったんだよね ポリポリ f^_^;)。
自宅で wikipedia を見てなるほどと納得した。
大酒飲みの大観の愛飲酒だった。
なんでも懇意にしていた醉心山根本店の社長、山根薫さんという方が、
彼の一生分の酒を提供したそうな。
断っておくが「一生」である。
「一升」ではない。
こんなスポンサーがあたしも欲しい ^_^)。
大観もお礼に年ごとに1作品を贈ったとか。
斗酒なお辞さず__。
大観は若い時分1升酒を飲んだ。
米の飯をほとんど食わずに酒を主食(飲)としていた。
歳ともに酒量は減り、
最晩年は5勺(1合の半分)程度だった。
それでも90歳の長寿を全うした。
酒飲みの鏡のようなご仁ですな ^_^)。
それしても醉心って辛口だよね。
飯替わりにする酒を飲んでみたいなぁ。
どうも酒の話になると、寄り道が多い。
さて、絵画である。
✴「屈原」(1898年)に惹かれた。
中国戦国時代の楚の政治家、屈原(くつげん)の歴史に題材をとった作品。
不遇な屈原を東京芸術学校(現・東京芸術大学)の校長職を追われた師の岡倉天心に重ねて描いたといわれる。
屈原に孤独が漂う。
敬愛する天心への想いが感じられますな。
✴「秋色」(1917年)の鹿もかわいい。
色ずいた葉、旬の秋にはグンと味わいがあります。
冨田渓仙の「祇園夜桜」は、大観の名作といわれる「夜桜」を描く想を得た作品。
「夜桜」は11月1日から公開で拝めなかった。
残念でした。
2013年10月8日観覧
美博の館#30
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