× × ×
巧い。
伸びやかな高音。
堂々たる太い低音。
突然の訃報にYou Tube であらため聴いてみた。
デビューは1969年の「新宿の女」。
♪ 私が男に なれたなら
私は女を 捨てないわ
作詞・石坂まさを、みずの稔。
作曲・石坂まさを。
バカだな バカだな だまされちゃって
と唄う藤圭子に、
五木寛之が言うところの『怨歌』を感じましたぞ。
♪ 十五 十六 十七と
私の人生暗かった
「圭子の夢は夜ひらく」は1970年のリリース。
作詞は石坂まさを、作曲は曽根幸明。
競作になった「夢は夜ひらく」は、
園まりには悪いが、
藤圭子の分があったな(笑)。
♪ こんな女でよかったら
命預けます
「命預けます」も1970年。
作詞・作曲とも石坂まさを。
「京都から博多まで」(1972年)も好きだな。
♪ 肩につめたい 小雨が重い
思いきれない 未練が重い
作詞は阿久悠、作曲は猪俣公章。
浪曲師の父、瞽女(ごぜ)の母。
貧しかった幼少、売れない時代。
ネオン街に生きる女と自らが重なったようでした。
怨歌の女王藤圭子、デビュー曲ゆかりの新宿で死す__
新宿の女でした(とシミジミ)。
追憶と感傷の世界にいると、
ガサツな『トリ頭』こと戸坂健作が現れた。
嫌な予感がする__
おい、草野。
藤圭子が亡くなったな。
赤く咲くのは けしの花
白く咲くのは 百合の花
「夢は夜ひらく」だな。
どう咲きゃいいのさ この私
『股』は夜ひらく
なにが股は夜ひらく、だ。
不埒なトリ頭に気分がぶち壊されたのであります。
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