横浜・山手の港の見える丘公園内の神奈川近代文学館で「井上ひさし展―21世紀の君たちに」を観る。開催2013年4月20日~6月9日。
本展構成
第1部
井上ひさしクロニクル 作家となるまで第2部 ユートピアへの旅
第3部 「中継者」として21世紀の君たちに
井上ひさしさんの原稿は丁寧だった。
その字は清書のような楷書で編集者も楽に読めたはずだ。
だから、遅筆だった――いや、違う。
より納得のいく中身に執着したからだと思う。黒澤明の映画制作みたいなもので、完璧主義ゆえだったからと推測する。
それは、集めた資料の量や周到な創作構想メモ・ノートに顕れていた。
原稿と創作メモ――が本展のみどころである。
浅草のストリップ劇場フランス座での台本書き時代、
演じたの渥美清や関敬六、谷幹一、長門勇だったし、放送作家の時代は三波伸介、戸塚睦夫、伊東四朗の
てんぷくトリオのコント台本も手掛けた。
作品に一貫しているのは笑いだったよね。
亡くなって3年が経つのですな。
75歳か……。
まだまだ書けたのに惜しいなぁ。
2013年4月23日観覧
美博の館#18
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