今野敏の「疑心 隠蔽捜査3」(新潮文庫)を読む。「隠蔽捜査」「果断」に続くシリーズ第3作。
息子の薬物使用という不祥事で警察庁長官官房の総務課長から警視庁大森署署長に左遷人事された竜崎伸也に大役が舞い込んだ。アメリカ大統領が訪日することになり、羽田空港をふくむ第二方面警備本部本部長の命が下った。異例の抜擢だった。
が、警部本部の補佐役として派遣された美しい女性キャリア畠山美奈子に、竜崎は狂おしい恋心を抱いててしまう。やがて日本人がテロを企図しているとの情報が入った。× × ×
妻の冴子にいわせれば「唐変木」の竜崎が恋愛で悩むという視点が新味だった。
畠山を見ると、なんとなくざわざわ心が落ち着かない。彼女が他人と話しただけで、嫉妬に悩ませる。
いつも情より理が勝る竜崎がみせる恋心に、
拙者も高校時代を思い出し照れくさくなった。
布施明さんもその昔唄ったいたぞ。
♪逢うたびにうれしくて逢えばまた切なくて
逢えなけりゃ悲しくて
逢わずにいられない
作詞・作曲は平尾昌晃さんだったかな。
ところで女性キャリアの畠山ってNHKアナの井上あさひさんをイメージしましたよ。
2013年1月13日読了
読書の轍#1
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