鎌倉の鶴岡八幡宮境内にある神奈川県立近代美術館で「シャガールとマティス、そしてテリアード~20世紀フランス版画と出版」展を観る。20世紀を代表する画家であるシャガールとマティスは優れた版画を残している。彼らの版画作品と、出版で支えた美術出版・編集者テリアード(1897年―1983年)の仕事を紹介する展覧会。開催2012年9月22日~12月24日。
展示されている作品
・マルク・シャガール(1887年―1985年)の「ダフニスとクロエ」と「サーカス」・アンリ・マティス(1869年―1954年)の「ジャズ」
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6月に観た銀座のフェルメール展は全37作品(疑問作も含む)の複製画の展覧会だった。最新技術でフェルメールの描いた当時350年前の色彩を再現し、所蔵美術館の額装そのままで展示する試みがなされている。寡作の画家を知る上で貴重な催しだった。
だが、しかし。
「真珠の耳飾りの少女」を観たマウリッツハイス美術館展と違う。なにが違うかといえば、気分が違う。緊張感が少ない。
これはどこからくるのか。モノホンがどうかの差ではないか。
複製画は実に気軽に観ることができる。
本物は唯一無二。
複製画は何枚ものコピーが効く。
版画作品にも同じような気持ちになる。
これって野暮天の当方だけだろうか?
ケチを付けるわけではありません(ペコリ=謝意の態度)。
色彩豊か版画が並び、愉しめましたぞ。
※同時開催=江口週展
2012年10月2日観覧美博の館#40
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