2012年5月20日日曜日

平清盛が造営した厳島神社

海に浮かぶ社殿という類まれな発想

 平清盛の3大偉業とは、
1        世界遺産(厳島神社)を作った
2        日本にお金(日宋貿易による宋銭)を普及させた
3        平安ポートアイランド(国際貿易港・神戸)を作った
となるそうな(4月に放送したTBS「今夜はヒストリー」の受け売りですが……)。

ガキのころの印象では、平清盛はどちらかというと驕(おご)れる悪役、源義経がスーパーヒーローで、源頼朝は身内にも冷徹な男だった。平家にあらずんば人にあらず――平家一門の全盛時代の中心人物が清盛だった。

が、どっこい。
 清盛は信仰心の厚い、政治・経済感覚に優れ、武士の時代を築いた男だった。

 
 保元元年(1156年)。平清盛は鳥羽上皇の命により高野山の根本大塔の再建を果たした。修理を終えた奥之院を参拝した際、どこからともなく老僧が現れ、
「安芸の厳島大社を修理すれば、平家一門は官位において並ぶものがないほど繁栄するであろう」
と言い残し、もやのなかに姿を消した。あたりにはお香の薫りが漂っていた。
 その老僧こそ弘法大師の化身と信じた清盛は、仁安3年(1168年)厳島神社を造営した。

現在の荘厳華麗な朱塗りの海上社殿、世界遺産を残したのは清盛だった。以来、厳島は平家の守り神となった。

海に浮かぶ社殿という発想が清盛の凄さなんでしょうな。

訪れたときは、大鳥居(重要文化財)は43日の暴風による破損で修理工事中(419日~618日)でした。工事用シートに覆われ、全容は観れず、残念だったなぁ。
 それでも、
・本殿(国宝)
・平舞台(国宝)
・高舞台(国宝)
・能舞台(重要文化財)
・反橋(重要文化財)
・廻廊(重要文化財)
と見所十分だった。

2012517日観覧

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