テレ朝のドラマ「ドクターズ最強の名医」の高嶋政伸がバカに面白い。主演の沢村一樹も好演ですが、主役を食う怪演ぶりです。
パッとしない二流病院を沢村一樹の天才外科医・相良が改革し、名の通った名病院に仕立てる物語です。高嶋政伸は外科医の森山先生で、なにかと病院の改革を目指す沢村一樹の相良と張り合う役です。彼は堂上総合病院の院長(野際陽子)と親戚関係にあり、病院での立場は強い。が、プライドが高く、それでいて病的に神経質な面があり、精神面が弱い。そんな役柄を、過度にコメディっぽく演じています。それが面白く、笑っちゃうのですな、毎回。
ところが次週12月15日(木)放送が最終回(9回目)です。もう終わっちゃうのは、残念ですな。高嶋ですが、今春放送した草彅剛主演の「冬のサクラ」(TBSテレビ)でも、嫉妬深い今井美樹の夫で医者役を好演していました。どうやらあの役で新境地を掴んだと看破するのですが、どうでしょうか。
「ドクターズ」の脚本は福田靖さんなのですね。昨年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の原作脚本を手掛けています。また、「HERO」「ガリレオ」「CHANGE」などフジテレビのドラマで、木村拓哉や福山雅治の主演ものを書いています。さすが、ツボを得た作りですな。
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