『犬伏の別れ』
池波正太郎の「真田太平記(六)家康東下」(新潮文庫)を読む。
五大老のひとり上杉景勝が戦備を整える。徳川家康は豊臣秀頼に背く行為と、上杉討伐を決断する。家康の会津への出兵に、西から石田光成が兵を挙げる。ここに東西を分けた決戦の構図ができあがる。
三成挙兵に真田昌幸は、長男信幸、次男幸村と進退を諮る。昌幸と幸村は三成に与し、信幸は家康に付き、父子が袂を分かつ。犬伏の別れ――。
目次:第6巻家康東下
・地炉ノ間
・慶長五年
・乱雲
・家康東下
・犬伏の陣
・闘志
・進撃
× × ×
真田父子の進路を分けた『犬伏の別れ』は、真田ストーリーのヤマ場のひとつだよね。昌幸と幸村は亡き秀吉からの恩顧を、信幸は家康戸の縁をとった決断だったのか。
全12巻の長編。ちょうど半分まで漕ぎつけた。
2010年10月4日読了
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