甲賀に襲われ、お江危うし
池波正太郎の「真田太平記(四)甲賀問答」(新潮文庫)を読む。
北条を攻め落とし天下人となった豊臣秀吉は、無謀ともいえる朝鮮出兵を企てる。多くの大名が海を渡り出撃するなか、秀吉とともに真田一族は肥前名護屋で陣を構えていた。
鷹揚だった性格が激しやすく、容貌も歪み、秀吉が一変した。
豊臣政権のほころびを感じた甲賀忍びの頭領、山中大和守俊房は、秀吉のお伽衆であり又従兄弟の山中長俊に接近、徳川への加担を要請した。真田の草の者お江は甲賀の里に忍び込み情報を探るうちに、甲賀忍びの知るところとなり、襲われ瀕死の重傷を負った……。
目次:第4巻甲賀問答
・甲賀問答
・隠し径
・佐平次の子
・地の底
・肥前・名護屋
・地下蔵
・遁走
・大政所の死
× × ×
お江、田子庄左衛門、壺谷又五郎ら忍びの超人的手並みが描かれている。
2010年9月21日読了
※ランキング参加中。よろしければ1日1回クリックしてください。
※こちらも、よろしければ1日1回クリックしてください。
0 件のコメント:
コメントを投稿