およそ2000年もの昔に、大理石の浴槽と給湯システムが備わった浴室があった。ポンペイの人々の豊かな暮らしぶりに仰天した。日本の弥生時代にですぞ。
× × ×
横浜・みなとみらいの横浜美術館で「ポンペイ展―世界遺産 古代ローマ文明の奇跡」(3月20日~6月13日)を観る。
西暦79年8月24日、ヴェスヴィオ火山が大噴火した。ナポリ湾沿岸の都市ポンペイは一昼夜にして火山灰に埋もれてしまった。当時の姿のまま、1700年の眠りについた。
18世紀になってポンペイの隣町で偶然に古代の建造物の一部が出土したことから、発掘調査が始まり、栄華を誇った古代都市ポンペイの姿が明らかになっていった。
ナポリ国立考古学博物館の協力を得て、ポンペイからの出土品など250点を展示している。
構成
プロローグⅠポンペイ人の肖像
Ⅱ信仰
Ⅲ娯楽
Ⅳ装身具
Ⅴ家々を飾る壁画
Ⅵ祭壇の神々
Ⅶ家具調度
Ⅷ生産活動
Ⅸ饗宴の場
Ⅹ憩いの庭園
× × ×
装飾品や家具調度など現在でも使えるほどに豪華で凝った意匠で、当時のポンペイの生活水準の高さに感心する。
2010年3月30日観覧
0 件のコメント:
コメントを投稿