北川景子が藤沢周平作品に出演
北川景子といえば、若手女優のなかでもとびきりの美人である。草球の悪い癖・思い込みだけではないと思うが、どうですか、みなさんは?
藤沢周平の「花のあと」(文春文庫)の主人公の女剣士の以登を彼女が演じた。映画(中西健二監督)は3月13日から公開されている。
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「花のあと―以登女お物語―」を再読する。
父親・寺井甚左衛門から剣の指導を受け、男まさりの腕前となった以登は、たった一度竹刀を交わした羽賀道場きっての剣士、江口孫四郎に想いを寄せていた。寺井家は組頭、江口の家は平藩士で孫四郎は部屋住み。所詮、身分が違う。甚左衛門は片桐才助との縁談をまとめる。以登も孫四郎への想いを断ち切るが、孫四郎が自栽したことを知る。孫四郎を罠に陥れ自栽の追い込んだのは、藩の重鎮・藤井勘解由の陰謀だった。以登が立ち上がる――。
さて、以登が美人すぎるという話である。
藤沢周平の描写がある。
――以登は美貌ではなかった。細面の輪郭は母親から譲りうけたものの、眼尻が上がった眼と大きめの口は父親に似て、せっかくの色白の顔立ちを損じている。
どうやっても北川景子は浮かんでこない。
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まぁ映画は別作品である。ヒロインの女剣士・以登は小説のイメージ通りの配役より、北川景子の方が画面で観て楽しいのだろう。いちゃもんをつける筋合いじゃありません。
その他のキャスト
・片桐才助=甲本雅裕
・江口孫四郎=宮尾俊太郎
・寺井甚左衛門=國村隼
・藤井勘解由=市川亀治郎
2010年3月14日再読花のあと (文春文庫)
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