2015年11月21日土曜日

黒澤明×三船敏郎「醜聞 スキャンダル」

*最近知って『へぇ〜』となった。ちょいとトリビア気分だ。
11月10日命日=森繁久彌(2009年)森光子(2012年)
そして高倉健は2014年 去年のこと。大御所が集まった。
奇縁だよね。どうでもいいちゃいい話かっ⁉︎    ×    ×













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黒澤明監督の映画「醜聞 スキャンダル」を観る。
脚本:黒澤明、菊島隆三 / 1950年松竹 /

出  演
・三船敏郎:青江一郎
・山口淑子:西條美也
・志村喬:蛭田乙吉
・小沢栄太郎:堀アムール社長
・千石規子 / 桂木洋子 / 北林谷栄 /
・日守新一 / 三井弘二 / 左卜全 /

新進画家の青江一郎は山歩きに疲れた人気声楽家の西條美也子に出遭った。たまたま同宿であることを知り、オートバイに同乗させた。 宿の窓辺で寄り添い話をする二人をゴシップ雑誌『アムール』のカメラマンが撮り、でっち上げ記事とともに発売された。見出しは「恋はオートバイに乗って」。雑誌は大いに売れ、二人のスキャンダルに世間の耳目が集まった。

キリッとした二枚目の三船敏郎に『世界のミフネ』の萌芽が見えます。
美声の山口淑子はさすが『李香蘭』です。

映画のクレジット序列は三船敏郎が主役で共演が山口淑子ですが、
ギャンブル好きの貧乏弁護士役の志村喬が主役ですね。
金で魂を売った男が法廷の土壇場で正義に目覚める。
筋立てとしては中心人物です。

終戦5年後の昭和25年。
言論統制から言論の自由へ。
過度の自由がペンの暴力になる。
ま、今でもあるけどね、似たようなこと ^_^)

・カストリ
第二次世界大戦後、日本に出回った粗悪な密造酒。酒粕を蒸留した酒であることから「粕取り」が語源とか。3合で目が潰れるといわれたシロモノ ⇒ カストリ雑誌
『アムール』ってカストリ雑誌なんだよね、
戦後にエログロ性風俗を売り物にした。

『アムール』堀社長は小沢栄太郎。
これが憎々しげに演じています。
蛭田の病身な娘役桂木洋子が可憐です。
酔っ払い役の左卜全、パパラッチの三井弘二、
良心を持ち合わせた編集記者の日守新一、
青江の友人役で殿山泰司、千秋実、神田隆が出ています。

拙ブログ「黒澤明」関連
「七人の侍」2015/10/29
「隠し砦の三悪人」2015/10/01
「悪い奴ほどよく眠る」2015/08/08
「蜘蛛巣城」2015/07/25
「醉いどれ天使」2015/06/02
「生きる」2015/05/19 
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「静かなる決闘」2014/09/09
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7月17日命日=石原裕次郎(1987年)市川雷蔵(1969年)

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