2015年8月30日日曜日

倉敷アート旅 大原美術館

*倉敷といえば、あなたなら何をイメージしますか?
大原美術館そして星野仙一さんかな、わたしの場合は。
エル・グレコ「受胎告知」やゴーギャン「かぐわしき大地」を観に、
大原美術館のアート旅に行ってまいりました。   ×   ×  











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大原美術館 @倉敷市美観地区

ギリシャ神殿風の本館に入りまず目にするのが、
児島虎次郎の「和服を着たベルギーの少女」。
着物姿の外国人少女がエキゾチックで可愛い。
児島が亡くなって1年後に開館となった、
大原美術館の記念碑的な作品です。

1930年に倉敷紡績社長の大原孫三郎のより創設された、
西洋美術を日本で初めて展示した美術館。
大原孫三郎の依嘱により洋画家の児島虎次郎が欧州で収集に当たりました。

ここにあるのが奇跡とまでいわれるのが、
エル・グレコ「受胎告知」です。
聖母マリアの元に天使ガブリエルが降臨し、
聖霊により神の子イエスを身ごもることを告げる場面。
マリアの表情が穏やかです。

1922年(大正11年)パリの画廊で売りに出されていた
「受胎告知」を見つけた児島虎次郎は大変高価でしたが、
ぜひ日本に持ち帰りたいと思い、大原孫三郎に資金調達を頼みます。
「グレコ買え、金送る」と孫三郎は即決しました。
当時第一次世界大戦後で欧州は不況でした。
だから名画が売りに出されていたのでしょうね。
こうして倉敷の地で観れるのってまさに奇跡だと思います。

・モネの「睡蓮」
・ゴーギャン「かぐわしき大地」
・ルノワール「泉による女」etc
名品ぞろいです。

藤島武二、岸田劉生ら日本人洋画家の展示のある別館、
棟方志功の版画や陶磁器のある工芸館は本館と隣接し、
少し離れて倉敷アイビースクエア内に児島虎次郎記念館がある。

・大原孫三郎(おおはら・まごさぶろう=1880~1943)
実業家。岡山県生まれ。早大卒。倉敷紡績社長。キリスト教的理想主義から社会事業に尽力。大原社会問題研究所・大原農業研究所・大原美術館などを創設した。(大辞林第三版)

・児島虎次郎(こじま・まごじろう=1881~1929)
洋画家。岡山の生まれ。印象派的な画風を示す。大原孫三郎の依嘱により渡欧して美術品を収集し、大原美術館の基礎を作った。(デジタル大辞泉)

2015年8月27&28日観覧
美博の館
 

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