2014年1月30日木曜日

大倉崇裕「福家警部補の挨拶」

*ピーター・ホークと田村正和と檀れい__。

大倉崇裕の「福家警部補の挨拶」(創元推理文庫)を読む。
短編推理小説集「福家警部補シリーズ」第1作。
檀れい主演でフジテレビ系ドラマが放送中。

* 目次

最後の一冊  

オッカムの剃刀

愛情のシナリオ

月の雫




×     ×     ×  

・ピーター・ホーク
・田村正和
と大物が並ぶと
檀れいもちょいとつらい。

本を読みながら、
ドラマの主役を比べるのは邪道かも……。
でもね、そんな気がしましたよ。

あらかじめ犯人がわかっていて、
犯罪を解く推理パターン。
「倒叙」って言うそうです。

倒叙ミステリーといえば、
・刑事コロンボ
・古畑任三郎
が代表作。

よれよれのコートのコロンボのピーター・ホーク。
黒ずくめスーツの古畑の田村正和。
対して小柄な眼鏡をかけた刑事に見えない、
女刑事の福家警部補の檀れい。
3者3様だが、
福家の存在感はやや薄いな。

大倉崇裕(おおくら・たかひろ)さんはコロンボのファンとか。
「刑事コロンボ」へのオマージュといえる本だと思いました。

2014年1月28日読了 #2
読書の轍

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