2013年10月31日木曜日

川上哲治さん 背番号16 forever

※ 映画「川上哲治物語」__吉原正喜に宍戸錠・武宮敏明に小林旭。  

川上哲治さんの訃報(2013/10/28  93歳)
__わがスポーツ芸能史において
・力道山(1963/12/15  39歳)
・石原裕次郎 (1987/7/17  52歳)
・美空ひばり (1989/6/24  52歳)
に匹敵するなぁ。   *敬称略  

朝日新聞(10月31日付社会面)のOBの富永草二さんが書いている評伝が面白い。
新人記者のとき名刺を渡したら、くちゃくちゃにしてポケットにしまわれたという逸話。
野球を極めるため、マスコミへの配慮が選手時代はまるでなかったと、後日聞かされたという。

先輩記者から同様の仕打ち?を受けたことを聞いたことがある。
とんでもない奴と思ったけど、無礼の裏に理由らしきものがあったのですな。
故人を悪し様に言うのを避けたい配慮があるのだろうが、
その中で踏み込んだ記事だったと思う。

同様の理由で長嶋茂雄氏との確執は触れていないな。
そういえば「来たかチョーさん待ってたドン!」ってえコーナーが、
「笑っていいとも」にかつてあったぞ。
プリティ長嶋はたまに見るが、ドン役の人はどうなったの?

日刊スポーツ芸能面では映画「川上哲治物語 背番号16」に触れていた。
日活の1957年(昭和32年)作品。
観ましたよ、この映画。
川上さんが自ら主演していました。
台詞が少なかったなぁ ^_^)。
妻役が新珠三千代。
熊本工業でバッテリーを組み巨人同期入団の捕手で親友の吉原正喜に宍戸錠。
のちに鬼の寮長と言われる武宮敏明捕手を小林旭が演じたんだよ。

相変わらず思いつくまま書きなぐり f^_^;)。

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2013年10月29日火曜日

井川香四郎「蔦屋でござる」

※ 歌麿、京伝、馬琴、一九に平蔵と豪華な登場人物__。    

  井川香四郎の「蔦屋でござる」(二見時代小説文庫)を読む。
  日本橋油通町の地本問屋「蔦屋」の主人・蔦屋重三郎は、喜多川歌麿、山東京伝、滝沢馬琴、十返舎一九の戯作者、浮世絵師らを集め狂歌連を主宰していた。ときは松平定信の暗い時代、狂歌連が庶民を苦しめる悪を懲らしめる。



目次
第1話  夢の浮島
第2話  鬼ヶ島の平蔵
第3話  万華鏡の女
第4話  裏始末の掟

時代背景は将軍は家斉で、
松平定信の寛政の改革のころ。
歌麿、京伝、馬琴、一九の売れっ子たちに蔦重、
さらに長谷川平蔵と豪華な登場人物が並びます。

高橋克彦の「だましゑシリーズ」に設定が似ています。

お楽という少女が後の東洲斎写楽という、
写楽女性説は意外でしたな。

2013年10月27日読了
読書の轍#19
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岩谷時子さん ふりむかないで forever

※ 「恋のバカンス」「ウナ・セラ・ディ東京」和製ポップス        

  越路吹雪さんの「愛の讃歌」や加山雄三さんの「君といつまでも」を手がけた作詞家の岩谷時子(いわたに・ときこ)さんが2013年10月25日亡くなった。97歳だった。※以下敬称略。

♪ ふりむかないで  お願いだから
   今ね  靴下なおしてるのよ  

男じゃ書けない。
女性の感性だな、この歌詞は。
聴いたとき実に新鮮な感覚でした。
ザ・ピーナッツが歌った「ふりむかないで」。
作曲は宮川泰。
1962年(昭和37年)、和製ポップスの先駆けになったそうです。

「恋のバカンス」「ウナ・セラ・ディ東京」と続く。

♪ ため息の出るような
   あなたのくちづけに

♪ 哀しいことも  ないのに
   なぜか  涙がにじむ

いづれも作曲は宮川泰。
歌うはザ・ピーナッツ。

エルヴィス・プレスリーやニール・セダカやコニー・フランシスの曲を
訳詞したカバーポップスが主流の時代を経て、
ようやく日本流のポップスが登場した感がありました。

歌謡曲を感じさせないモダンな曲を作った宮川泰の貢献大ですが、
岩谷時子の品格ある詞なくして成立しないヒット曲だと思います。

なんちゃって音痴がよく言うよ f^_^;)。

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2013年10月27日日曜日

ハロウィーン・パレード

trick or treat.
(お菓子をくれないと悪戯するよ)
魔女やお姫様やスーパーマン‥‥  
思い思いの仮装の子どもたちが、
声を合わせていました。
手にカボチャのランタンを持っています。
可愛らしい。

横浜みなとみらい、ハロウィーンのパレード。
台風一過の快晴。
10月最後の日曜日(2013年10月27日)。
毎年10月31日の行事で、
trick は悪戯(いたずら)、
treatはお菓子の意味だそうです。

この催しの規模が年ごとに盛大になります。

クリスマスそしてバレンタインデーと、
ケーキにチョコレート。
商売ありきで日本に浸透してきたように思います。

仏教も神道も差別なし、
八百万の神の宗教オールカマー、
おおらか寛大です。
こんなテキトーな国がらが好きだな。

子どもの笑顔 ^_^ を見るにつけ、
平和っていいなぁと、
つくづく感じるのだよね。

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2013年10月24日木曜日

ターナー展:東京都美術館

*「チャイルド・ハロルドの巡礼ーイタリア」と漱石の松__。    

  英国の風景画の巨匠「ターナー展」を東京・上野の東京都美術館で観る。ロンドンのテート美術館所蔵の油彩画30点ほか水彩画、スケッチブックなど約110点を展示。
開催=2013年10月8日〜12月18日。  

* ジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775年ー1851年)
ロンドン生まれ。10代から画家を志し、26歳の若さでロイヤル・アカデミー(英国王立美術院)の正会員となる。生涯一貫して風景表現を追求した。

本展構成  
1.初期 
2.「崇高」の追求 
3.戦時下の牧歌的風景 
4.イタリア 
5.英国における新たな平和 
6.色彩と雰囲気をめぐる実験 
7.ヨーロッパ大陸への旅行 
8.ヴェネツィア 
9.後期の海景 
10.晩年の作品 

×     ×     ×  

漱石の松いやターナーの松というべきか。
「チャイルド・ハロルドの巡礼ーイタリア」(1832年)にふむふむと思う。
「坊ちゃん」は恥かしながら、読んでいない。
・親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりして居る。
__の冒頭や、映画やドラマで観てあらすじは知っている。

それだけの知識でよく‥‥と非難されそうだが、厚顔にも書く f^_^;)。

その夏目漱石著「坊ちゃん」の中で、
赤シャツが「あの松を見給え、幹が真直で、上が傘のように開いてターナーの画にありそうだな」というと、「どうです教頭、これからはあの島をターナー島と名づけようじゃありませんか」と野だいこがヨイショする場面がある。

なんでも愛媛県松山市に実在する「四十島」っていう島で、
文豪漱石は、英国留学中に観たターナーの絵画を重ねたのだろう。
なんちゃって、これ音声ガイド(辰巳琢郎)や朝日新聞のターナー展号外で知ったことだけど、漱石からターナーを鑑賞するのも面白い。

「レグルス」(1828年 1837年加筆)は印象的でしたな。
レグルスは敵国にまぶたを切られ、陽光で失明したローマの将軍。
その歴史的逸話に題材をとった画で、
彼が目にした、まばゆい光が強烈でした。

リーフレットある栄華のラファエロを描いた「ヴァティカンから望むローマ、ラ・フォルナリーナを伴って廻廊装飾のための絵を準備するラファエロ」、
「ヴェネツィア、嘆きの橋」、
「スピッドヘッド:ポーツマス港に入る拿捕された二隻のデンマーク船」
etc 眼福にあずかりました。

2013年10月22日観覧
美博の館#31
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2013年10月23日水曜日

続 タモリが日本の昼から消える!

*やる気のある者は去れ____。  

フジテレビ社員なら厚生年金がもらえちゃう。
年金受給の条件は勤務25年以上。
「笑っていいとも」に、つまり新宿アルタに通うこと、
30年超だから、立派に有資格者だ。
してみるてえと、大したもんだぜ、タモリさんは。
永年勤続で表彰される勤勉さだ。

風に柳というか、
流すというか、流されるというか。
まるで力が入っていない。
観る人によってはやる気のない司会ぶりに映る。
あの無手勝流が長寿番組の極意と看る。

・やる気のある者は去れ  
・人生に座右の銘は要らない  
___タモリ語録(直接聞いたわけではなけど ^_^)

あれは才能能力だな。
高い見識に裏打ちされた。
ポッと出の芸人が真似したら、悲惨な結果を招く。
芸能界からあっという間に消えちゃうぜ。
まさに稀有なタレント(才能)ですな。

若い時分にはギラギラしたところも見えたが、
68歳の今、男の色気もあり、ちょうどいい枯れ具合。

例えれば、
池波正太郎著「剣客商売」に登場する老剣豪・秋山小兵衞かな。
その虚無ニヒルさを強調すれば、黒澤明の「七人の侍」の宮口精二か。

彼自身、居合道の有段者だそうな。

来年3月の花道。
その桜吹雪を愛でたい。

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2013年10月22日火曜日

タモリが日本の昼から消える!

*希代のお笑い芸人に再評価の機運____。      

「いいとも」観たかったなぁ。
今日のタモリさんを。
終焉宣言を知っていたら、「ターナー展」を観るのを後日に延ばしたのに‥‥。
____2013年10月22日    

国民的番組「笑っていいとも」が来年2014年3月で終了する。22日の同番組内でタモリ(森田一義)が自ら明らかにしたそうな(観てないから、ね)。
1982年(昭和57年)10月4日に放送開始した長寿番組が幕を閉じる。

タモリ再評価の機運が高まる、と推測する。
__タモリは三十年間、テレビの第一線を駆け抜けてきたスーパースターにも拘(かか)わらず、同じお笑いの世界の盟主であるビートたけしと比べると、正当な評価を受けていないのは誰の目にも明らかです(原文のまま)
樋口毅宏著「タモリ論」(新潮新書)。

あらためてタモリという希代のお笑い芸人を見つめ直すことになる、と草野は思うのだよね。

・芸能人は国民のおもちゃ____(タモリ語録)。

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2013年10月20日日曜日

連想の迷宮:モナリザの微笑み

♪ 雨がしとしと日曜日
   僕は一人で
   君の帰りを待っていた
ザ・タイガースが歌った「モナリザの微笑み」。

雨の日曜日にはこの歌が出る。

そして連想がゲームが始まる。

「モナリザのー」は1967年(昭和42年)の作品。
作詞は橋本淳、作曲はすぎやまこういち。

あのころのジュリーは男が見ても美しかった。
トッポの高音も澄んでいた。

ザ・タイガースといえば気になるのはサリーである。
のっぽのサリー。
あのベースギターを弾いていたのっぽのご仁が、
今ドラマで活躍している
俳優・岸部一徳になろうとは‥‥
お釈迦さまでもご存知なかったのではないか。

「相棒」の小野田官房長役。
「ドクターX 外科医・大門未知子」では神原名医紹介所の所長役。
その存在感は味があり、
余人をもって代えがたい。

大門未知子といえば米倉涼子。
米倉涼子といえば女優の宝庫オスカープロモーション。
オスカーで1番の売れっ子は、
武井咲、それとも剛力彩芽‥‥
どっちにしようか迷っちゃった。

かくして連想は他人にはどうでもいいような、
迷宮に入るのだ  ペコリ m^_^m)。

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2013年10月19日土曜日

六十路の英語ア・ソ・ビ

めっきり涼しくなりました。
It became noticeably cool.

日本語を英語で訳すア・ソ・ビ をときたましてみます。
ボケ防止というかアンチエージングのつもりです。

そんなときweblio 翻訳が便利です。
知識を得るという道具としてインターネットは画期的です。
和訳辞書を引くより時短できます。

「めっきり」を noticeably としていました。
「顕著に」という意味ですよね。
安易にrealy とかvery とかで逃げる手もありですが、
適切な訳語をみると「なるほど」と思います。

そんなことは、知ったこっちゃねえ?

お呼びでない。失礼しました。
I am not calling. Excuse me  m*_*m ).

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2013年10月17日木曜日

やなせたかしさん アンパンマン forever

*孫は「かつぶしまん」なりきりでチャンバラごっこ__。  

  「アンパンマン」の作者として知られる漫画家のやなせたかしさんが、2013年10月13日に亡くなった。94歳だった。  



3歳になったばかりの孫(男の子)はアンパンマンが大好きだ。
誕生日の14日には横浜・みなとみらいのアンパンマン・ミュージアムで、
お祝いのランチを食べたばかり。
最近はかつぶしまんがお気に入りで、
広告チラシをセロテープで束ねて刀に見たててチャンバラごっこで遊んでいる。
切られ役は当方が務める。

かつぶしまんって剣の修行をしているのだよね。
白い着流しの鞍馬天狗のような覆面姿の侍。
猫が苦手なんだな、 鰹節だけに ^_^)。
孫は以前は骸骨男のホラーマンが好みだった。
なかなか渋い。

そんなわけでアンパンマンのアニメをみている。

訃報をきっかけに、アンパンマンマーチを聴きながら、
歌詞を読むとあらためてその深さに感銘する。
ま、知っている人は知っていて、不明を恥じるばかりだが‥ f^_^;)。

♪ そうだ うれしいんだ
   生きる よろこび
   たとえ 胸の傷が痛んでも

そして、優しいアンパンマンはみんなの夢守るため、
今日も出陣すのだよね。
作詞はやなせたかし、作曲は三木たかし。

童謡「手のひらを太陽に」の作詞もやなせさん。
これも誰もが歌えるお馴染みだ。
♪ ぼくらはみんな  生きている    
   生きているから  歌うんだ  
作曲いずみたく。

歌詞に人生哲学を感じるのだ。

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2013年10月10日木曜日

横山大観展:横浜美術館

*広島の名酒「醉心」と大観のゆかり__。    

  「横山大観展 良き師、良き友」を横浜・みなとみらいの横浜美術館で観る。開催=2013年10月5日〜11月24日。  
  近代日本画を代表する横山大観は、師である岡倉天心から薫陶を受け、大正期にともに歩んだ4人の友、今村紫紅(しこう)、小杉未醒(みせい)、小川芋銭(うせん)、冨田渓仙(けいせん)との交流から作風を築いた。本展では、約120点の作品で明治から昭和初期までの大観芸術に迫る。
 ✴横山大観(よこやま・たいかん)1868(明治元)年ー1958(昭和33)年  

本展構成    
第一章  良き師との出会い:大観と天心  
第二章  良き友__紫紅、未醒、芋銭、渓仙  
                                   :大正期のさらなる挑戦  
第三章  円熟期に至る    

×     ×     ×  

ミュージアムショップに広島の名酒「醉心」があった。
大観の絵(コピー)がボトルに貼ってある。
醉心とのタイアップはなぜ?
どゆこと?  (ちょっと流行言葉を使いたかったんだよね ポリポリ f^_^;)。

自宅で wikipedia を見てなるほどと納得した。
大酒飲みの大観の愛飲酒だった。

なんでも懇意にしていた醉心山根本店の社長、山根薫さんという方が、
彼の一生分の酒を提供したそうな。
断っておくが「一生」である。
「一升」ではない。
こんなスポンサーがあたしも欲しい ^_^)。
大観もお礼に年ごとに1作品を贈ったとか。

斗酒なお辞さず__。
大観は若い時分1升酒を飲んだ。
米の飯をほとんど食わずに酒を主食(飲)としていた。
歳ともに酒量は減り、
最晩年は5勺(1合の半分)程度だった。
それでも90歳の長寿を全うした。
酒飲みの鏡のようなご仁ですな ^_^)。

それしても醉心って辛口だよね。
飯替わりにする酒を飲んでみたいなぁ。
どうも酒の話になると、寄り道が多い。

さて、絵画である。
✴「屈原」(1898年)に惹かれた。
中国戦国時代の楚の政治家、屈原(くつげん)の歴史に題材をとった作品。
不遇な屈原を東京芸術学校(現・東京芸術大学)の校長職を追われた師の岡倉天心に重ねて描いたといわれる。
屈原に孤独が漂う。
敬愛する天心への想いが感じられますな。

✴「秋色」(1917年)の鹿もかわいい。
色ずいた葉、旬の秋にはグンと味わいがあります。

冨田渓仙の「祇園夜桜」は、大観の名作といわれる「夜桜」を描く想を得た作品。
「夜桜」は11月1日から公開で拝めなかった。
残念でした。

2013年10月8日観覧
美博の館#30

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2013年10月8日火曜日

高橋克彦「源内なかま講」

*平賀源内、蘭陽、春朗が源内焼探しの旅に      

  高橋克彦の「源内なかま講」(文春文庫)を読む。「だましゑ歌麿」「おこう紅絵暦」「京伝怪異帖」「春朗あわせ鏡」「蘭陽きらら舞」に次ぐ「だましゑシリーズ」。



  平賀源内がかつて拵(こしら)えた源内焼が今や江戸で高値を呼んでいる。死んだと世間を偽り自由の身となった源内は、その稀少な源内焼が故郷讃岐に埋蔵されていることを知り、役者の蘭陽と絵師の春朗(後の葛飾北斎)と連れ立って旅に出る。10編からなる連作短編集。  

目次
・打ち水
・源内焼
・船幽霊
・鬼ヶ島
・でれすけ
・香具若衆(こうぐわかしゅう)
・玉櫛笥(たまくしげ)
・屋島のたぬき
・手長
・厄介講

×     ×     ×    

平賀源内は多才多芸、まさにダ・ビンチですな。
発明家、作家、画家、植物学者そして陶芸家。
「源内焼」って高橋克彦さんの創作かと思ったら、
実際に存在した陶磁器なんですね。
勉強になりました( ポリポリ f^_^;) 。

「だましゑシリーズ」は歴史上の人物が登場することが魅力のひとつ。
喜多川歌麿、蔦屋重三郎、葛飾北斎、山東京伝、
長谷川平蔵、松平定信‥‥
今作では十辺舎一九が出てきました。
史実と創作が織りなす物語で歴史好きにはたまらないよね。

このシリーズもずいぶんと読みました。
・だましゑ歌麿  2009/9/24記        
・おこう紅絵暦 2009/9/11記  
・京伝怪異帖 2009/10/10記        
・春朗あわせ鏡 2009/10/16記  
つまり久びさのシリーズ再会でした。

2013年10月6日読了
読書の轍#18

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2013年10月3日木曜日

克美しげるさん エイトマン forever

  アニメ主題歌「エイトマン」や「さすらい」などのヒット曲で知られる歌手の克美しげるさんが亡くなっていた。死去は2013年2月27日で、マスコミの知るところとなったのは、死後7ヶ月経った10月1日だった。75歳だった。 *以下敬称略    

×     ×     ×      

訃報にyou tube で映像を探してみる。
まず「エイトマン」を聴く。
堂々たる声量。
あらためて巧い歌手だと思う。

♪ 光る海  光る大空  光る大地
   ゆこう  無限の  地平線  
作詞はなんとなんとマエタケこと前田武彦だった。
意外な発見に嬉しくなったぜ。
作曲は萩原哲晶。

続いて「さすらい」。
♪ 泣いてくれるな  流れの星よ
   可愛い瞳に  よく似てる
作詞・十二村哲、 作曲は北原じゅん。
これが代表曲かな。

最後に「片目のジャック」。
♪ 片目のジャックは行くよ
   夕陽に照らされて
ハリウッド映画の主題歌の日本語カバー。
西部劇の「情けは無用の男 お尋ね者」が主人公。
映画はマーロン・ブランド監督主演作。
訳詞は渡舟人、作曲はM・モーガン、編曲・小林郁夫だそうな。

殺人や覚せい剤事件を犯しダーティなイメージはあるけど、
紅白2度出場など実力派の歌手だったことは間違いないところだろう。

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2013年10月1日火曜日

10月・神無月も「酒在月」

♪ 10月は運動会で酒が飲めるぞ     
「酒飲み音頭」てえ歌があります。  
亡くなった呑兵衛(のんべい)の上司が、
宴会になると歌っていましたっけ。  


1年中行事イベントに託(かこつ)けて、
やたらめったら飲んじゃうのだよね ^_^)。   
                          

1月は正月/2月は豆まき/3月はひな祭り/4月は花見    
5月は子どもの日/6月は田植え/7月は七夕    
8月はお盆/9月は台風   


そして10月は運動会となるのだよね。  

11月なんてひどいぜ、なんでもないけど酒が飲めるぞ
そして12月はどさくさで酒が飲めるぞ  


以上はバラクーダのヴァージョンだけど、歌詞はいろいろあるそうな。 


そういえば、「兵隊さんよありがとう」の節で、
♪ 今日も楽しく飲めるのは 兵隊さんのおかげです
なんてえ非国民な替え唄もありました ^_^)。 


とにもかくにも10月・神無月。
出雲地方じゃ「神在月」(かみありづき)
――語源の俗説(定説?)は周知のことなので割愛。
神さまが居ても居なくても関係なし、
1年中毎月が「酒在月」ですな。 


相も変わらぬ愚にもつかない駄文で失礼しました m*_*m)。

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