2013年9月29日日曜日

秋に抗う男花・百日紅

すっかり秋だと思っていたら、
散歩の途中で百日紅(さるすべり)の花を見かけました。
まだまだ鮮やかな朱色は褪(あ)せていません。

炎天下に咲く夏の代表的な花なのに、
大したもんだ、とちょっぴり感動しました。

秋に抗(あらが)う男花__
なんて演歌っぽい想いにかられましたよ。

花の命は短くて苦しきことのみ多かりき___と言ったのは、
林芙美子でしたっけ?  

人生は短く芸術は長く__は、
ヒポクラテス(古代ギリシャの医学者)?

引用が的を射てませんが ^_^) 。
とかく短命な花の多いなか、
百日紅はなんとまぁご長寿な花です。

花期は7月から9月。

花持ちがよく百日も咲いていることから、
中国名は「百日紅」。

和名「さるすべり」は樹皮がすべすべして、
木登り上手な猿でさえ滑る、
「猿滑」となったそうな。

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2013年9月28日土曜日

虫さんが巣ごもりするころ

※ 蟄虫坏戸と蟄虫啓戸        

「蟄虫坏戸」(むしかくれてとをふさぐ)    
___春から夏にかけて外で活動していた虫が、
寒さを感じて土中に潜り土を塞(ふさ)ぐ。  
七十二候=9月28日〜10月2日(2013年)    

また春がめぐり3月、春分の前に土から顔を出す。
この時期を「蟄虫啓戸」(すごもりむしとをひらく)と呼ぶ。
「啓蟄」(けいちつ)だな。

なんちゃってエラそうに、ちょっと気取って
『トリ頭』こと戸坂健作が講釈していました。

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2013年9月26日木曜日

ヒガンバナでジャガタラお春

赤い花なら 曼珠沙華  
   和蘭陀(オランダ)屋敷に 雨が降る  
秋のお彼岸明けの墓参りに口ずさむ。

咲いているのは赤いヒガンバナ。
川崎・津田山の霊園のあちこちで見かけた。

曼珠沙華(まんじゅしゃげ)はヒガンバナの別名。

ガキのころから聴いている、この歌、
「長崎物語」っていうんだってね。
「ジャガタラお春」の歌だと認識していたが、
曲名は知らなかった f^_^;)。
作詞は植木三郎、作曲は佐々木俊一。
さて誰が唄ったのか記憶にないが‥‥‥。

ジャガタラお春は江戸前期の女性。
イタリア人の父と日本人の母に生まれた混血児。
多分史実を脚色して物語は伝わっているのだろうが、
島原の乱後、ジャガタラ(ジャカルタ)に強制送還された、
悲劇のヒロインだよね。

ヒガンバナでジャガタラお春を思いを馳せる、
なんざぁ吾ながら古い ^_^)。

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2013年9月25日水曜日

アルコール 解禁 ^_^

アルコール解禁しました。
12日ぶり。
酒を断つには理由がありました。
先週19日に手根管症候群の手術をしました。
右手がしびれが強く、ときに痛みがあり、
日帰り手術に踏み切った次第です。
長期透析の後遺症です。

麻酔が効きにくい質なようで、何度も痛い目にあっています。
よって手術1週間前から感染症予防の抗生物質を服用中まで酒を断つことにしました。

酒断ちの甲斐あって手術中の痛みもなく、
経過は順調です ^_^

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2013年9月22日日曜日

有川浩「三匹のおっさん」

*北大路欣也主演でドラマ化されるそうな。  

  有川浩の「三匹のおっさん」(文春文庫)を読む。
  定年を迎えた剣道の達人キヨこと清田清一、居酒屋を息子に任せた柔道の達人シゲこと立花重雄、遅く授かったひとり娘を愛する機械に強い町工場経営者ノリこと有村則夫の三人は、幼なじみで「三匹の悪ガキ」と呼ばれていた。その三匹のアラ還が私設自警団を結成、ご近所に潜む悪に挑むことになった。



目次       

・第一話  ・第二話   第三話  ・第四話  ・第五話  ・第六話
・解説を中江有里(女優・脚本家)が書いている。

主な登場人物
・キヨ=清田清一
・シゲ=立花重雄
・ノリ=有村則夫
・清田祐希(キヨの孫)
・有村早苗(ノリの娘)

×     ×     ×    

シロイヌです。
尾も白い ⇒ 面白い。
2014年1月には北大路欣也主演でテレビ東京でTVドラマ化されるそうな。
年齢の近い三匹に親近感がわきました。

それよりも、なによりも。
有川浩(ありかわ・ひろ)さんって女性なんですね。
姓名の字ズラから男と思っていました(f^_^;)
「フリーター、家を買う。」
「阪急電車」
「県庁おもてなし課」
など作品がTVドラマや映画化されているのに、
今ままで知らなかったとは不明でした。

続編(三匹のおっさん ふたたび」も読んでみたいと思います。

2013年9月22日読了
読書の轍#17

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2013年9月15日日曜日

ノンアルコールビールも旨い

*久保幸江「ヤットン節」酒飲みの心情は?

The beerlike beverage was unexpectedly good.    
ノンアルコールビールってなかなかじゃん。
アサヒで試してみました ^_^

9月12日(木)に酒蔵・ビール工場・ワイナリーめぐりのバス旅に参加。その夜から断酒している。10日から2週間の休肝日を計画中である。そんなわけでアルコール・ゼロのアルコールフリービールなるものを初めて飲んでみました。

♪ 酒呑むな 酒呑むな のご意見なれど
   酒呑みゃ 酒呑まずに 居られるもんですか
ガキころ聴いた覚えがある「ヤットン節」。
久保幸江という歌手でかなり流行ったそうな。

酒断ちならきっぱりと飲まなければ潔いはずだが、
意地汚くアルコールフリーを頂く__
吾ながら情けない(笑)。

酒は百薬の長__同義語
・酒に十の徳あり
・酒は憂いの玉箒
・酒は天の美禄
なんて例が「故事ことわざ辞典」に出ていました。
とかく酒飲みは酒を「善」「肯定的に」と考えがちですな。

酒飲みの同義語・類語
・上戸
・左党
・辛党
・いける口
・呑んべい

さらに御酒が進むと、
・酒豪
・酒呑童子
・酒仙

酒癖が悪いと、
・酔漢
・ウワバミ
・飲んだくれ

さらにグイグイ飲んで、
・アル中(アルコール依存症)
・酒毒に侵される
ここまではなりたくないなぁ(笑)。

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2013年9月13日金曜日

徳川家斉・東洲斎写楽・十返舎一九

*酒は百薬の長か酒毒か__。  

最近聞いてなるほどと思ったことがある。
なぜ「酒は百薬の長」って言うの?  

笑⇒はっはは⇒8×8=64    
泣⇒しくしく⇒4×9=36    
64+36=100  
人生の笑うとき泣くときに飲むものだからだそうな。

適度に飲めば、どんなの薬より健康によい。
「百薬の長」とは酒を称えた言葉ですな。
笑+泣が百という式は、なんとなく俗説っぽいけどね(笑)。

なんで酒の話になったかというと、
酒蔵・ビール工場・ワイナリーめぐりのバス旅をして来ました。
2013年9月12日こと。
旅の案内をする女性が話してくれました。

酒蔵は千葉・佐原の東薫酒造。
文政8年(1825年)創業というから、
188年も酒を造っていることになります。
試飲したが、なかなか旨い。

徳川11代将軍家斉の時代。
文化・文政つまり化政時代(1804年〜1829年)は文化が華やいだ。
十返舎一九、鶴屋南北、喜多川歌麿、東洲斎写楽‥‥。
日本地図を作った測量家の伊能忠敬は佐原生まれで、
文化15年に没している。
東薫酒造の創業、文政8年には、
最強力士の雷電為右衛門が亡くなったそうな。

でも、佐原と酒造りといえば天保水滸伝の平手造酒だな。
平手は幕末の人で時代は違うけど。
__佐原囃子が聞こえてくりゃ。思い出すなぁ、お玉ヶ池の千葉道場。平手造酒も今じゃやくざの用心棒。人生裏街道の枯落ち葉か‥‥
三波春夫の「大利根無情」の台詞だな。
作詞・猪又良、作曲・長津義司。

さて平手造酒はこの酒を飲んだのだろうか?
「百薬の長」の真反対の「酒毒」に侵された口だが f^_^;


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2013年9月10日火曜日

三波春夫さんの「東京五輪音頭」

*滝川クリステルさん お・も・て・な・し     

♪ ハァー
   あの日ローマで ながめた月が
   今日は都の空 照らす
『トリ頭』こと戸坂健作の鼻歌が聞こえてきます。

56年前の1964年(昭和39年)東京オリンピックを思い出したに違いありません。
2020年の東京五輪の開催が決まってからバカに浮かれています。

*三波春夫先生が歌っていたなぁ。
あれは「おまんた囃子」か?

「おまんた囃子」は三波春夫の作詞・作曲の別の歌。
「おまんた」は新潟方言で「あなたがた」の意味とか。
トリ頭が歌っていたのは「東京五輪音頭」で作詞・宮田隆、
作曲はかの古賀政男。

*そうそう「五輪音頭」だ。
そんなことより、滝川クリステルだな。なんたって。
なかなかあんな美人はいないぜ。
お・も・て・な・し__
あのプレゼンがよかったな。ブエノスアイレスの。
でも悔しいぜ。
小沢征爾の息子、なんたっけ?
そうそう小沢征悦(ゆきよし)っていうのか。
あいつと結婚するのかよ。
日刊スポーツに出てたぞ、しばらく前に。
ホントか?
教えてくれ!

またまたわけのわからないオヤジのたわごととなったので話を打ち切った。
なにが、お・も・て・な・し、だ。
ろ・く・で・な・し__ ^_^

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2013年9月8日日曜日

河西昌枝・円谷幸吉・遠藤幸雄…

*あと7年か。せいぜい長生きして観なくちゃっ‥‥ f^_^;  
2020年東京五輪の開催が決まった。バンザイ!  

1964年(昭和39年)以来56年ぶりに東京に聖火が灯る。  
あの時は高校2年生だった。

勝手ながら思い出す場面を__ 以下、敬称略  

・東洋の魔女が金メダル
     女子バレーボールの優勝。大松博文監督の胴上げ。河西昌枝の凛とした態度。
     実況アナウンスの「金メダル・ポイント」の絶叫が耳によみがえる。

・マラソン円谷幸吉の堂々の銅メダル。
     優勝はアベベだった。
     そういえばアベベも円谷も不幸な死に方だったなあ(シンミリ)。

・体操の遠藤幸雄の尻もち ^_^
     金メダル目前あん馬でエース遠藤が尻もちをついたのだよね。
     ハラハラしたなぁ。

・神永昭夫が動かない
     柔道無差別でヘーシンクに神永が押さえ込まれた。
     動かない。シーンとなった日本中__。
     一個人というより日本が敗れた感じだったなぁ。
    おもえば柔道の国際化の始まりだった。

・サッカー杉山隆一の俊足
    釜本邦茂がエースだが、杉山の足も光った。
    次回メキシコでの銅の予告編だったと思う。

・ボクシング桜井孝雄の金メダル
     サウスポーの技巧派だった。
     日本人初のボクシングでの金でした。

みなさんはどんな場面を記憶していますか?

2020年ワクワクするようなドラマが待っていますぞ。
あらたな生き甲斐ができましたな、ご同輩!

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2013年9月5日木曜日

岡崎琢磨「珈琲店タレーランの事件簿」

*推理よりコーヒーうんちくを愉しめる本     

  岡崎琢磨の「珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を」(宝島社)を読む。

  京都の小路の一角にひっそりと店を営む珈琲店タレーラン。偶然に入ったこの店で、青年は理想の珈琲と魅惑的な女性バリスタと出遭った。彼女は日常の謎を解く推理力に長けていた。が、秘められた過去があった。  



目次
プロローグ
第一章  事件は二度目の来店で
第二章  ビタースウィート・ブラック
第三章  乳白色にハートを秘める
第四章  盤上チェイス
第五章  past,present,f*****?
第六章  Animals in the closed room
第七章  また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を
エピローグ

推理小説というよりは、コーヒーうんちく(蘊蓄、薀蓄)本と看ました。

まず、舞台となる店名タレーランは、18世紀から19世紀にかけて活躍したフランスの政治家だそうな。
__良いコーヒーとは、悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、そして恋のように甘い。
シャルル=モーリス・ド・タレーラン=ペリゴール(1754年ー1838年)

バリスタとは、イタリアの喫茶店バール(英語のbar)で働く人。エスプレッソやカプチーノを淹れて出す人。

世界三大コーヒーとは、
・ブルーマウンテン
・キリマンジャロ
・コナ(ハワイ)
で、登場人物もその名にちなんでいるのだよね(笑)。

ちなみにタレーランの飼い猫はシャルルという名前。
タレーランのファーストネームからの命名。
などなどコーヒーに関する知識が満載ですぞ。

スタバやドトールじゃなくて、
昔ながらの純喫茶、ドアに鐘が付いているような店で、
旨いコーヒーを飲みながら、読みたい本でした。

2013年9月5日読了
読書の轍#16

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