2013年2月12日火曜日

猫は知っていた

「猫は知っていた」(作者・仁木悦子)が、
推理作家の登竜門、江戸川乱歩賞を受賞したのは、
1957年(昭和32年)のことだった。
かれこれ55年前になる。

翌1958年に大映で映画化された。
主演は仁木多鶴子で、
彼女はプロ野球大毎オリオンズの快速左腕、小野正一と結婚した。
※敬称略

×     ×     ×

なぜ「猫は知っていた」かって?
PC遠隔操作事件で30歳の男が逮捕された。
4人もの誤認逮捕者を出した一連の難事件が解決したのは、
神奈川県江ノ島の野良猫の首輪にSDカードを付けるようすを
防犯カメラが捉えたことがきっかけだったそうな。

猫つながりの連想。
野良ちゃんはまさしく犯人を知っていた。

×     ×     ×

猫といえば夏目漱石の「吾輩は猫である」だ。
おそらく猫が主人公の最も有名な小説ではないか。
夏目家に迷い込み住みついた猫がモデルだそうで、
1908年(明治41年)9月13日に亡くなった。
漱石は親しい友人に猫の死亡通知を出している。
それだけ思い入れがあったのだろう。

遠隔操作事件で逮捕された男も猫好きだった。
頻繁にネコカフェに通っていたそうな。
この犯罪、並のPC知識ではできまい、
とアナログ人間ながら推測する。
優れた才を活かせていない。
「猫に小判」なんてぇことわざが浮かぶ。

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