2012年2月7日火曜日

平清盛展:江戸東京博物館

信長の400年前、龍馬の700年前、今から900年前の日本の覇者
今から900年前、貴族政治が衰退し初めて武士の世を作り上げた時代の挑戦者・平清盛を描くNHK大河ドラマが始まった。その清盛の時代を理解しテレビ視聴をより楽しむため、「平清盛展」を東京・両国の江戸東京博物館(201212日~25日)で観る。

世界遺産・厳島神社に伝わる至宝や、平安末期の美術品・工芸品など国宝、重要文化財を含む約120点が展示されている。
 
 

本展構成
・第1章:平氏隆盛の足跡
・第2章:清盛をめぐる人々
・第3章:平氏の守り神―厳島神社
・第4章:平氏の時代と新たな文化
・第5章:平家物語の世界

大河ドラマ「平清盛」(松山ケンイチ主演)の視聴率は、まだ序盤ながら20%に届かず低迷中とか。どこぞの県知事が「画面が汚い」とのクレームもあった。

坂本龍馬や西行隆盛らの幕末ものの「龍馬伝」や、信長、秀吉、家康ら戦国武将が登場した「江」などと比べ、平安時代というのは馴染みがないからだろうか。

信長から400年前、龍馬からは700年前、そして今から900年前。日本の覇者となった武士(もののふ)のドラマ、本展を観ながら、歴史を知れば必ずや面白くなってくる(と思いましたぞ)。


×  ×  ×

「棟梁」(とうりょう)という言葉がドラマにしばしば登場する。平氏の棟梁、忠盛――なんて。
江戸時代になって「大工(でえく)の棟梁」なんて使われたが、その語源。
・棟梁(とうりょう)
 棟(むね)と梁(はり)。棟は、屋根の最も高いところ。梁は、屋根を支える両側の支柱に架け渡す横木。建物の構造から重要な構造を譬えに用いた言葉。組織・仕事を束ねる中心人物。
 
また、ドラマをより味わうために、清盛が造営に腐心した海に浮かぶ荘厳な「厳島神社」や「平家納経」、「日宋貿易」などキーワードをきっちり理解したいですな。
2012年2月2日観覧

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