2011年12月22日木曜日

三上延「ビブリア古書堂の事件手帖2」

はて福田定一ってどなたの本名でしょうか?
 三上延の「ビブリア古書堂の事件手帖2~栞子さんと謎めく日常」(メディアワークス文庫)を読む。古書と人間の関わりを解くビブリオ(書籍)ミステリー第2弾。














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 ふとした事件で知り合った高校生の奈緒が持ち込んだ妹の「時計じかけのオレンジ」の読後感想文にまつわる秘密を解き明かす第1話。「福田定一」とは誰か? 歴史小説の大家が無名時代に本名で発表した作品を扱った第2話。第3話は、「足塚不二雄」の漫画にまつわる秘密。「足塚」は「手塚治虫」のもじりか。「不二雄」といえば、「藤子不二雄」が思い浮かぶが……。
 そしてプロローグとエピローグで失踪した篠川栞子の母親のことが徐々に明らかになる。

目次
・プロローグ 坂口三千代「クラクラ日記」(文藝春秋)
・第1話 アントニ・バージェス「時計じかけのオレンジ」(ハヤカワNV文庫)
・第2話 福田定一「名言随筆 サラリーマン」(六月社)
・第3話 足塚不二雄「UTOPIA 最後の世界大戦」(鶴書房)
・エピローグ 坂口三千代「クラクラ日記」(文藝春秋)・Ⅱ

×  ×  ×

 栞子さんには母親に対する複雑な思いがありますな。美貌と古書の知識と、栞子さんは母親とそっくりなのです。その母親にまつわる古書は坂口三千代の「クラクラ日記」ですが、三千代は坂口安吾夫人で、安吾の死後に銀座に出したバーの屋号、「クラクラ」はフランス語で「野雀」の意味だそうです。
20111219日読了

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1 件のコメント:

ヘイじゃん さんのコメント...

古書が読みたくなるのは作家さんのせいか(笑)

「ビブリア古書堂の事件手帖2」出たんですね!
1作目を読んだとき、三上さんって古書のこと
何でも知ってるんじゃないかと思ったりしましたが、
まさか古本屋で働いた経験があったとは・・・。
http://www.birthday-energy.co.jp

これは買いに行かねばなるまい・・・ww