2010年12月22日水曜日

畠中恵「いっちばん」

「餡子は甘いか」が『いっちばん』の好み
 畠中恵(はたけなか・めぐみ)のファンタジー時代小説「いっちばん」(新潮文庫)を読む。「しゃばけ」シリーズの第7弾。

 江戸の大店、廻船問屋兼薬種問屋・長崎屋の若だんな一太郎は虚弱体質ですぐに寝込んでしまう。若だんなと彼を支える兄やの佐助と仁吉、妖(あやかし)らが事件を解決する物語。挿絵は柴田ゆう。※敬称略
「いっちばん」は5つの物語からなる短編集。

目次
・いっちばん
・いっぷく
・天狗の使い魔
・餡子は甘いか
・ひなのちよがみ

「餡子は甘いか」が『いっちばん』好みだった。
 菓子屋・三春屋の跡取り息子で一太郎の長馴染みの栄吉が老舗の安野屋へ修業に出る。相変わらず菓子作りは下手くそで雑用ばかりしている。ある日、砂糖泥棒が捕まった。八助という泥棒、菓子の材料を言い当て、主人の虎三郎に気に入られ奉公することになった。菓子作りの才能がある新弟子八助に、栄吉は落ち込み菓子職人の夢を断とうとするが……。

×  ×  ×

 恥ずかしながら畠山恵さんの「しゃばけ」シリーズを初めて読みました。女性読者に人気のあるシリーズ、その魅力のほんのちょっこと味わいました。
2010年12月21日読了

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