2010年2月6日土曜日

居眠り磐音「更衣ノ鷹」下

さて続編の展開はいかに

 佐伯泰英の“居眠り磐音江戸双紙シリーズ第32弾「更衣ノ鷹」(下)”(双葉文庫)を読む。シリーズ初の上下巻構成となっている、その下巻。徳川11代将軍と目された家基の死――最大のクライマックスを迎える。

×  ×  ×

 佐伯泰英が『あとがき』で記している。この稿を書くにあたり、久々にイタリア、フランスを旅して鋭気を養ったという。

 神保小路の尚武館という後ろ盾を失った佐々木磐音の前途は……。
 おこんを巡り新しい希望が芽生えたことを暗示するが……。
 さて32巻までよくぞ続いたシリーズ、今後どんな展開になるだろうか。「シリーズ完結50巻」と巷説されているが、読者としてさらなる健筆を期待したい。
2009年2月5日読了更衣ノ鷹(下)ー居眠り磐音江戸双紙(32) (双葉文庫 さ 19-36)

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