2010年1月16日土曜日

東野圭吾:「卒業」

  東野圭吾の「卒業―雪月花殺人ゲーム」(講談社文庫)を読む。加賀圭一郎、最初の事件。
  シリーズはここから始まった。
 教師を経て刑事になる加賀は国立T大生として登場する。
 卒業を間近に控えた大学4年の秋、仲よしグループのひとり牧村祥子が女子専用アパートの自室で、死体で発見された。現場の状況は自殺を窺わせたが、警察は他殺の線も捨てず両面の捜査を続けていた。加賀は親友・相原沙都子と真相解明に乗り出すが、恩師・南沢雅子の誕生日を祝う茶会でまたしても仲間の金井波香が亡くなる悲劇が起った。波香は自殺なのか、他殺なのか。他殺だとすれば、状況から犯人は仲間のうちの誰かとなる。そして、祥子の死との関連はあるのか。

×  ×  ×

加賀圭一郎シリーズ
・卒業
・眠りの森
・どちらが彼女を殺した
・悪意
・私が彼を殺した
・嘘をもうひとつだけ
・赤い指
・新参者

 シリーズものは、主人公・加賀の性格・経歴も後々のためにチェックしたい。
・剣道は全日本大学選手権を制する大学一の剣士にして、茶道を嗜む。
・相原沙都子にプロポーズした。
・警察官の父親と二人暮らしである。

×  ×  ×

 副題となっている「雪月花之式」、茶道のトリックは複雑なため図入り説明があるが、頭の悪い草野球音には解りにくかったなぁ。
2009年1月15日読了卒業 (講談社文庫)

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