2009年3月1日日曜日

ちょいmemo:東映vs大映

キャスト比較
 清水次郎長一家の話がまだ続く。東映と大映のオールスター映画である「任侠清水港」と「次郎長富士」のキャストをみてみよう。
 東映の「任侠清水港」は1957年(昭和32年)の製作で、監督は松田定次。一方、大映の「次郎長富士」は1959年とその続編1960年の2本が撮られているが、ここでは1959年版と比較対象とする。監督は森一生である。

任侠清水港(東映)清水次郎長:片岡千恵蔵
森の石松:中村錦之助
大政:原健策
小政:東宮秀樹
追分三五郎:大川橋蔵
小松村の七五郎:東千代之介
都鳥吉兵衛:山形勲
黒駒の勝蔵:月形龍之介
お蝶:花柳小菊
大前田英五郎:市川右太衛門

次郎長富士(大映)清水次郎長:長谷川一夫
森の石松:勝新太郎
大政:黒川弥太郎
小政:本郷功次郎
黒駒の勝蔵:滝沢修
お蝶:近藤美恵子
吉良仁吉:市川雷蔵

 同じ役でもストーリー展開でキャストは変わる。東映ものは次郎長(片岡千恵蔵)と石松(中村錦之助)が、大映ものは次郎長(長谷川一夫)と吉良仁吉(市川雷蔵)が主役となっている。東映では、千恵蔵と肩を並べる雄、市川右太衛門を貫禄の大親分、大前田英五郎に配している。

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 草野の記憶があいまいな部分もあり、この項はgoo映画の当該頁を参照にして記した。

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